た行

  • 団粒構造(だんりゅうこうぞう)とは、土壌粒子が集まって団子状になり、粒子間に空気が多く含まれている状態を指します。この構造は土壌の通気性や水はけを向上させます。

  • 単粒構造(たんりゅうこうぞう)とは、土壌粒子が結合せず、一つ一つがバラバラの状態を指します。砂や粘土などがこの構造に当たります。

  • 短命種子(たんめいしゅし)とは、発芽力を維持する期間が1~2年と比較的短い種子のことです。これらの種子は早めに播種する必要があります。

  • 単肥(たんぴ)とは、硫安や過りん酸石灰など、肥料成分を一つしか含んでいない肥料のことです。特定の栄養素を補いたい場合に使用されます。

  • 暖地(だんち)とは、年平均気温が15~18℃の地域を指し、四国、九州の大部分や関東、東海、中国の一部が含まれます。この地域では温暖な気候を活かした農作物の栽培が盛んです。

  • 炭素率(たんそりつ)とは、有機物中の炭素量を窒素量で割った値のことを指し、C/N比とも呼ばれます。炭素率は、堆肥の発熱や分解速度に影響を与える重要な指標です。適切な炭素率は約30:1とされています。

  • 炭酸ガス施肥(たんさんがすせひ)とは、温室や施設栽培において、植物の光合成を促進するために炭酸ガス(CO2)を追加する手法です。これにより植物の生育を促進し、収量や品質の向上を図ることができます。

  • 断根(だんこん)とは、苗の周りにナイフなどを入れて根を切断する作業のことを指します。これにより、新しい根の発生を促し、移植後の傷みを軽減します。

  • 炭そ病(たんそびょう)とは、葉、茎、果実に黒い病斑を作り、植物を枯死させる病害です。発生すると被害が速く進行し、多くの作物に影響を与えます。代表的な作物にはイチゴ、ナス、キュウリなどがあります。

  • 単性花(たんせいか)とは、1つの花の中に雌しべか雄しべのどちらか一方だけがある花のことです。このため、単性花は自家受粉ができず、他の花からの花粉を必要とします。代表的な単性花にはキュウリやカボチャがあります。

  • 単子葉植物(たんしようしょくぶつ)とは、種子植物の一種で、発芽時に子葉が1枚だけ出る植物のことを指します。イネ科、ユリ科、ラン科などが代表的な単子葉植物です。

  • 短日処理(たんじつしょり)とは、植物に短日の条件(長い暗期)を人工的に与えることで、短日植物の開花を促進したり、特定の生育特性を高めるための方法です。これにより、栽培のタイミングを調整することができます。

  • 短日植物(たんじつしょくぶつ)とは、一定時間以上の暗期(夜間)が必要で、光周期により開花が促進される植物のことです。短日性植物とも呼ばれ、代表的なものに菊やアサガオがあります。

  • 炭酸同化作用(たんさんどうかさよう)とは、植物が空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収し、光のエネルギーを利用して有機物を合成する過程のことです。これは植物の成長にとって非常に重要なプロセスです。

  • 短花柱花(たんかちゅうか)とは、花の中で雌しべが短くなった状態の花を指します。ナスなどで見られ、生育が衰えると発生し、受精しにくいため落花しやすいです。

  • 短果枝(たんかし)とは、花芽や果実をつける枝の中で特に短いものを指します。果樹の栽培において、充実した短果枝を多く発生させることが重要です。

  • 単為結果(たんいけっか)とは、受精せずに果実ができる現象を指します。通常は種子ができず、キュウリやバナナ、イチジク、ブドウなどがその代表例です。

  • タバココナジラミ(たばここなじらみ)とは、多くの作物に被害を与える害虫です。ナス、トマト、キュウリなどに吸汁被害を及ぼし、植物病原ウィルスを媒介することでも知られています。

  • 多年草(たねんそう)とは、長年にわたって生育し、開花・結実する草本植物のことを指します。キクやオダマキなどが代表的で、地上部が枯れても地下部で越冬し、再び芽を出す特性があります。

  • タネなしスイカ(たねなしすいか)とは、遺伝子操作により種ができないように育てられたスイカのことです。食べやすさを追求して開発されました。

  • 多肉植物(たにくしょくぶつ)とは、葉や茎が肥厚して水分を蓄える能力を持つ植物のことです。代表例として、リュウゼツランやアロエが挙げられます。

  • 多肉果(たにくか)とは、トマトやみかんのように果実の果皮が液質または多肉質のものを指します。湿果、液果とも呼ばれます。

  • 脱窒現象(だっちつげんしょう)とは、土壌中の硝酸態窒素が微生物の作用で窒素ガスに変わり、大気中に放出される現象のことです。

  • 田土(たつち)とは、水田の土で、沖積土(ちゅうせきど)で粘性が高く、病害虫が少ない特性があります。保水力と保肥力に優れており、基本用土としてよく使用されます。

  • 抱き畝(だきうね)とは、2本の畝を合わせたような形の畝のことです。この方法は、作物の生育環境を整えるために利用されます。

  • 高芽(たかめ)とは、洋ランのデンドロビュームなどで、本来花がつくべき場所に葉芽ができる現象を指します。環境や栽培状態によって、小さなバルブができ、根も出てくることがあります。

  • 高接ぎ(たかつぎ)とは、台木の高い位置で穂木を接ぐ接ぎ木の方法です。この方法は、低い位置に枝を必要としない場合や、棚仕立てにしたフジやスタンダード仕立てのバラなどで利用されます。

  • 脱穀(だっこく)とは、収穫した穀類を茎から外す作業のことです。イネの場合は「稲扱き(いねこき)」とも呼ばれます。

  • 他家受粉(たかじゅふん)とは、ある株の花粉が別の株の雌しべに受粉することを指します。これにより遺伝的多様性が高まり、健康な作物の育成に繋がります。

  • 高畝(たかうね)とは、耕土を高く盛り上げて作る畝のことです。排水性が良く、水はけが悪い場所や耕土が浅い圃場に適しています。

  • 立ち性(たちせい)とは、枝や茎が上に伸びる性質のことです。この性質は、作物の形状や栽培方法に影響を与えます。

  • 駄温鉢(だおんばち)とは、一般的に流通している陶器の鉢で、1000℃で焼かれており、縁に釉薬が塗られています。素焼き鉢よりも強度があり、排水性はやや劣ります。

  • 田植機(たうえき)とは、イネの苗を水田に移植するための農業機械です。これにより、手作業よりも効率的に田植えを行うことができます。

  • 太陽熱消毒(たいようねつしょうどく)とは、夏季の高温を利用して土壌を消毒する方法です。ハウス内で古ビニールで覆い、高温で病害虫や雑草を抑制します。

  • 耐病性(たいびょうせい)とは、作物が特定の病害に対して抵抗力を持ち、病気にかかりにくい性質を指します。病害の影響を減らし、健康な作物を育てるために重要です。

  • 托葉(たくよう)とは、葉の基部近くの茎あるいは葉柄に生ずる器官のことです。この器官は、植物の保護や支持に重要な役割を果たします。

  • 堆肥(たいひ)とは、ワラ、落ち葉、その他の植物有機物を微生物の働きで腐らせたもので、畑に混和して用いる肥料です。植物の生育を助け、土壌の物理性を改善します。

  • 耐性菌(たいせいきん)とは、薬剤に対して耐性(殺菌効果がない)を持った菌のことを指します。同一薬剤を連続使用したり長期間使用すると耐性菌が発生しやすくなります。

  • 耐暑性(たいしょせい)とは、高温条件下でも生育障害が生じにくい性質を指します。温暖化が進む現代において、作物の健康と収穫量を維持するために重要な特性です。

  • 胎座(たいざ)とは、植物の子房内で胚珠がついている部分のことを指します。これは種子の発生に重要な役割を果たします。

  • 台木(だいき)とは、植物を接ぎ木する際に根部となる部分を指します。例えば、スイカの苗をユウガオの苗に接ぎ木する場合、ユウガオが台木となります。

  • 耐寒性(たいかんせい)とは、低い気温に耐えて生育する性質を指します。寒冷地や冬季の栽培において、植物の生育を維持するために重要な特性です。

  • 台刈り(だいがり)とは、地上茎を地際部より切り取ることで、残った地上部や地下部の芽の生育を促す方法です。作物の再生や収量向上を目的とします。

  • 地力(ちりょく)とは、その土地が作物を生育させることができる総合的な能力のことです。地力が低い場合は、耕起や追肥などの対策が必要です。

  • 直根(ちょっこん)とは、細かく枝分かれせず、まっすぐに下方へ伸びる太くて長い根を指します。このタイプの根を持つ植物は、移植が難しい傾向があります。

  • 直播(ちょくは・じかまき)とは、畑に直接種をまく方法で、移植せずにそのまま育てて収穫する栽培方法です。

  • 長命種子(ちょうめいしゅし)とは、発芽能力を長期間保持する種子のことで、5~6年以上の寿命を持つものを指します。

  • (農業における)調製(ちょうせい)とは、収穫した農産物を出荷するために、不要な部分を取り除き、出荷基準に合わせて整える作業のことです。

  • 長日処理(ちょうじつしょり)とは、植物に夜間に人工照明を行い、日照時間を長くして開花を早める栽培方法です。

  • 長日植物(ちょうじつしょくぶつ)とは、1日のうち光の当たる時間が長くなることで花芽を形成する植物のことです。代表的なものにはホウレンソウがあります。

  • 頂花蕾(ちょうからい)とは、植物の茎や枝の先端に形成される花蕾(つぼみ)で、主にブロッコリーで食用とされる部分を指します。

  • 頂芽優勢(ちょうがゆうせい)とは、植物の頂芽(ちょうが)が成長ホルモンを分泌し、下位の側芽(そくが)の成長を抑制する現象です。

  • 長花柱花(ちょうかちゅうか)とは、異形花柱性(いけいかちゅうせい)の植物において、雄しべよりも柱頭が高い位置にある花を指します。

  • 頂芽(ちょうが)とは、植物の茎や枝の先端に位置する成長点で、新しい葉や花を生み出す部分です。

  • 柱頭(ちゅうとう)とは、雌しべの先端にあり、花粉が付着する部分です。

  • 抽だい・抽苔・抽薹(ちゅうだい)とは、ハクサイやダイコンなどの植物が一定の低温を経て花芽をつけ、やがて開花する現象です。

  • 沖積土(ちゅうせきど)とは、河水が運搬して沈積することで形成された土壌で、沖積平野やデルタ、海岸平野の低地に分布します。この土壌はまだ十分に熟成していないため、母材の性質が土壌の性質に強く影響します。

  • 中山間地域(ちゅうさんかんちいき)とは、山間地およびその周辺の地域で、地理的条件が悪く農業に必ずしも向いていない地域を指します。この地域は日本の耕地面積と総農家数の約4割を占めています。

  • 抽根(ちゅうこん)とは、ダイコンなどの根部が地上に露出する性質を指します。この現象は、栽培管理の重要なポイントです。

  • 中国野菜(ちゅうごくやさい)とは、中国から導入された野菜のことです。代表的なものに、チンゲンサイ、タアサイ、ツルムラサキ、サイシン、キンサイ、べニマルダイコン、コウシンダイコンなどがあります。

  • 中耕(ちゅうこう)とは、栽培中に畝の表層を浅く耕す作業で、通気性を良くすることを目的としています。除草と同時に行うことが多く、中耕除草とも呼ばれます。

  • 中間地(ちゅうかんち)とは、気候区分において「温暖地」に当たる地域を指します。年平均気温の目安は12~15℃で、温暖な気候が特徴です。

  • 中央卸売市場(ちゅうおうおろしうりしじょう)とは、生産地から集荷された農産物や水産物を仲買人や小売人に販売するための市場で、全国の主要都市に設置されています。専門の荷受け会社が運営を行います。

  • 着莢(ちゃっきょう)とは、主にダイズやインゲンなどの豆類において、莢(さや)がつくことを指します。この過程は作物の成長において重要です。

  • 着花習性・着果習性(ちゃっかしゅうせい)とは、植物が花や果実をどのように着生するかという遺伝的な性質を指します。

  • 着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)とは、樹木や岩の上に付着して生活する植物のことです。寄生植物とは異なり、栄養分を宿主から摂取しません。

  • 千鳥植え(ちどりうえ)とは、作物を植える際に、複数の列に対して互い違いに植える方法です。この方法は、千鳥模様のように配置されるため、効率的にスペースを利用できます。

  • 窒素飢餓現象(ちっそきがげんしょう)とは、土壌中の微生物が有機物を分解する際に、作物が必要とする窒素を急激に取り込むことで、作物が窒素不足になる現象です。

  • 窒素(ちっそ)とは、植物の肥料成分として最も重要なものの一つで、植物体の主要な物質を構成する元素です。

  • 遅効性肥料(ちこうせいひりょう)とは、効果がゆっくりと現れる肥料のことです。油粕や魚粕、骨粉などが代表的です。

  • 畜産(ちくさん)とは、乳や肉などを生産するために動物を飼育することを指します。例えば、牛を肉牛として飼育することが含まれます。

  • 地下茎(ちかけい)とは、地下に伸びる茎のことで、球根なども含まれます。ジンジャーやカンナ、竹などが代表例です。

  • つる割病(つるわれびょう)とは、フザリウム菌によって引き起こされるウリ類の土壌病害で、葉が萎れ黄化し、最終的に枯死する病気です。

  • 蔓もち(つるもち)とは、スイカ、メロン、カボチャなどの蔓もの野菜の栽培後半期における生育の強さを示す用語で、生育や果実の発育が持続する状態を指します。

  • 蔓ぼけ(つるぼけ)とは、スイカ、メロン、カボチャなどの蔓もの野菜において、蔓や葉が茂りすぎて開花や着果が妨げられる現象を指します。

  • 蕾授粉・蕾受粉(つぼみじゅふん)とは、蕾の状態で花粉を授けることで、自家不和合性系統の植物に自殖の種子を得るための手段です。

  • 蔓おろし(つるおろし)とは、主にキュウリ栽培の作業の一つで、伸びた蔓を引き下げて管理しやすい高さにすることです。

  • つる枯病(つるがれびょう)とは、ウリ類に発生する病気で、多湿環境下で蔓の根元が侵され、最終的に枯死する病害です。

  • 辻成り(つじなり)とは、スイカの茎の10節前後に果実が着果する現象のことを指します。この果実は通常、奇形や空洞果となります。

  • 接ぎ木苗(つぎきなえ)とは、接ぎ木を行って育てた苗のことです。対義語として、タネから育てた実生苗(じっしょうなえ)があります。

  • 接ぎ木親和性(つぎきしんわせい)とは、接ぎ木を行う際の台木(だいぎ)と穂木(ほぎ)の相性の良さを指します。親和性が高いと、接合部の組織が癒合(ゆごう)しやすくなります。

  • 接ぎ木(つぎき)とは、異なる品種や品目の植物を接合して一体化させる栽培手法で、病害防止や収量向上に役立ちます。

  • 追熟(ついじゅく)とは、果実を収穫後に熟成させることを指します。例えば、バナナやアボカド、トマトなどが収穫後に熟成します。

  • 追肥(ついひ)とは、作物の生育期間中に追加で肥料を施すことです。肥料の種類や施肥の時期は作物や環境に応じて調整します。

  • 定植機(ていしょくき)とは、野菜や花卉(かき)の苗を畑に効率的に植え付けるための農業機械です。半自動と全自動のタイプがあり、作業の効率化と労働力の削減に役立ちます。

  • 摘花(てっか)とは、植物の花を摘み取る作業で、主に果樹などで行われます。花の数を調整し、果実の品質向上や結実量の安定を図るために重要です。

  • 電照栽培(でんしょうさいばい)とは、人工照明を利用して植物の成長や開花を調整する栽培方法です。日長を制御することで、開花時期や収穫時期をコントロールし、農作物の生産性を高めます。

  • 摘蕾(てきらい)とは、植物の蕾(つぼみ)を成長の途中で摘み取る作業のことです。主に植物の成長を促進し、花や果実の質を向上させるために行われます。目的に応じてすべての蕾を摘むか、一部だけを摘むことがあります。

  • 摘果(てっか)とは、果樹に実った果実の一部を早期に摘み取る作業のことです。これにより、残った果実が大きく、品質良く成長するようにします。

  • 低温処理(ていおんしょり)とは、植物の生育を制御するために低温環境に置くことです。単なる貯蔵目的の低温貯蔵とは異なります。

  • T/R率(てぃーあーるりつ)とは、植物の地上部(Top)と地下部(Root)の重さの割合を示したもので、根の生育状況を評価する指標です。

  • DNAマーカー育種(でぃー・えぬ・えーまーかーいくしゅ)とは、ゲノム上の有用遺伝子の目印となるDNA配列を利用して、品種選抜の効率を大幅に向上させる育種方法です。

  • 天敵(てんてき)とは、害虫や病原菌を自然に制御する生物で、農業において有害生物を抑制するために利用されます。

  • 展着剤(てんちゃくざい)とは、農薬や肥料の散布効果を高めるために添加される薬剤で、作物の表面にしっかりと付着させる役割を持ちます。

  • テンションメーター(てんしょんめーたー)とは、土壌の湿度(水分)を測定する機器です。これにより、作物の適切な水管理が可能となり、効果的な灌漑(かんがい)が行えます。

  • 定植(ていしょく)とは、苗を苗床やポットから移して、本圃場(ほんほじょう)やプランターなどに植え付ける作業です。適切なタイミングで行うことで、苗が順調に成長し、豊かな収穫が期待できます。

  • 天地返し(てんちがえし)とは、耕土(こうど)が老朽化した際に、上層の耕土を下層の心土(しんど)と入れ替えて、土壌の生産力を回復させる農作業です。

  • 摘心・摘芯(てきしん)とは、植物の成長点を摘み取ることで、側枝や果実の成長を促進する農業技術です。ピンチとも呼ばれます。

  • 土壌酸度(どじょうさんど)とは、土壌がどれだけ酸性かを示す指標で、pH(ピーエイチ)で表されます。多くの作物は弱酸性から中性の土壌を好むため、適切な土壌酸度の管理が重要です。

  • 床土(とこつち)とは、苗を育てるために使用する土で、保水性、通気性、排水性が良好なことが重要です。堆肥や肥料を加えて作られ、無病の土が理想です。

  • 登熟(とうじゅく)とは、作物が果実の肥大を終えた後、果肉の色や味、肉質がさらに良くなり、完全に熟していく過程を指します。スイカやメロンなどで重要な段階です。

  • 土性(どせい)とは、土壌の粒子の大きさやその組成によって分類される土壌の性質です。土性は、作物の栽培適性や水分・肥料の保持能力に影響を与え、埴土(ぼくど)から砂土(さど)まで様々な種類があります。

  • トンネル栽培(とんねるさいばい)とは、作物の上にトンネル状に設置したビニールやフィルムで覆い、低温期に保温する栽培方法です。早熟栽培や露地栽培で使われ、作物の生育を促進します。

  • 透水性(とうすいせい)とは、土壌が水を通す能力のことです。土壌の透水性が高いと水はけが良く、根が酸素を得やすい環境が作られ、作物の健全な成長を促進します。

  • トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)(とまとおうかはまきういるす)とは、タバココナジラミによって媒介される、トマトの葉が黄色くなり巻いてしまう病気を引き起こすウイルスです。トマト黄化葉巻病。

  • トピアリー(とぴありー)とは、樹木や低木を装飾的に刈り込んで、幾何学模様や動物などの形状を作り出す園芸技法を指します。

  • 突然変異(とつぜんへんい)とは、遺伝子や染色体に変化が生じて、親と異なる新しい形質が現れ、それが遺伝する現象を指します。

  • 土壌改良(どじょうかいりょう)とは、作物が健全に育つために土壌の物理的・化学的性質を改善する作業を指します。

  • 徒長(とちょう)とは、植物がチッ素肥料の過剰や水分過多、日照不足などの要因で茎や枝が通常以上にやわらかく長く伸びる現象を指します。

  • トレリス(とれりす)とは、植物を誘引して壁面を装飾するために使われる格子状の構造物です。ついたて状のデザインが一般的で、園芸や造園で広く利用されています。

  • トラフ(とらふ)とは、もともとは家畜の飼料や水を入れる桶や水槽を指しますが、園芸においては石やコンクリートを加工して作られた栽培容器を意味します。

  • トラップ(とらっぷ)とは、害虫を誘引し捕獲するための装置で、害虫の発生状況を調査し、農作物の被害を防ぐために用いられます。

  • 徒長枝(とちょうし)とは、樹木で勢いよく長く伸びる枝のことで、花芽をあまり付けず、樹形を乱す原因となるため、早期の剪定が推奨されます。

  • 土壌改良材(どじょうかいりょうざい)とは、作物の健全な成長を促進するために、土壌の性質を改善する目的で土壌に加える物質です。これにより、土壌の通気性や保水性、栄養バランスが向上します。

  • とう立ち(とうだち)とは、野菜や植物が成長過程で花を着生する茎が伸び出す現象で、温度や日長が大きな要因となっています。これは収穫期を迎える前に起こることが多く、品質や収量に影響を与えます。

  • 登録品種(とうろくひんしゅ)とは、法令に基づき米麦、野菜、果樹などの特定の基準を満たした品種が登録されたもので、一定期間、権利が保護されます。許可なしに他者が販売することはできません。

  • 土壌消毒(どじょうしょうどく)とは、土壌中の病原菌や害虫を除去するために、蒸気熱、太陽熱、または化学薬剤を用いて土壌を消毒する手法です。作物の健康を保つために重要な技術です。

  • 毒物(どくぶつ)とは、毒物及び劇物取締法で定められた区分の薬剤で、人体や環境に対する急性毒性が非常に強い物質です。特に慎重な取り扱いが求められます。

  • 動力噴霧器(どうりょくふんむき)とは、エンジンを動力源として液体を霧状にして噴射する機械です。農薬や肥料を効率的に散布するために使われ、手動式よりも作業効率が高いのが特徴です。

  • トラクター(とらくたー)とは、耕起や各種作業を行うための農業用機械で、農業作業を効率化する重要な機器です。

  • トレーサビリティ・生産履歴(とれーさびりてぃ・せいさんりれき)とは、農産物が生産されてから消費者に届くまでの過程を追跡できるシステムや記録のことを指します。

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