アブラムシ(あぶらむし)

アブラムシ(あぶらむし)
ナスの葉裏にアブラムシ

アブラムシ(あぶらむし)とは、小さな昆虫で、植物の汁を吸うことで植物の成長を妨げます。彼らは非常に繁殖力が強く、多くの植物に被害をもたらします。アブラムシは、特に新芽や若い葉、茎の部分に集まり、植物の成長を阻害するだけでなく、ウイルス病の媒介者にもなります。

アブラムシの特徴

  1. 形態:アブラムシは小さく、1ミリメートルから数ミリメートル程度の大きさです。色は種によって異なり、黒、緑、黄、赤などがあります。
  2. 繁殖力:アブラムシは非常に繁殖力が強く、短期間で大量に増殖します。多くの場合、無性生殖(むせいせいしょく)により増えます。
  3. 被害:アブラムシが植物の汁を吸うと、植物は弱り、成長が遅れるだけでなく、葉が変形したり、落葉したりすることがあります。また、アブラムシが分泌する甘露(かんろ)は、すす病を引き起こす原因となります。
防除方法
  • 天敵の利用:テントウムシやアブラバチなど、アブラムシを捕食する天敵を利用することで、自然にアブラムシの数を抑えることができます。
  • 農薬の使用:アブラムシ専用の殺虫剤を使用することも有効です。ただし、使用方法や量を守ることが重要です。
  • 物理的な対策:粘着テープを使ってアブラムシを捕獲したり、水を噴射して洗い流す方法もあります。
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