CEC(しーいーしー)

CEC(しーいーしー)とは、土壌の陽イオン交換容量のことを指します。これにより、土壌が養分を保持し、植物に供給する能力を示します。同意語としては「陽イオン交換容量」があります。

CECの概要

CEC(陽イオン交換容量)は、土壌がどれだけ多くの陽イオン(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)を保持し、交換できる能力を示す指標です。土壌の肥沃度を評価する重要な要素であり、植物の健全な成長に必要な栄養素の供給を確保するために不可欠です。CECの値が高いほど、土壌は多くの栄養素を保持しやすくなります。

CECの種類と特性

CECにはいくつかの種類と特性があります。

  • 低CEC土壌:砂質土壌などで見られ、栄養素を保持する能力が低いため、頻繁な施肥が必要です。
  • 中CEC土壌:ローム質土壌などで見られ、適度な栄養素保持能力があります。
  • 高CEC土壌:粘土質土壌や有機質土壌で見られ、高い栄養素保持能力を持ちます。
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