属(ぞく)

属の概要

属(ぞく)とは、生物の自然分類法における段階の一つで、種の上、科の下の段階を指します。この分類法は、18世紀半ばにスウェーデンの博物学者カール・フォン・リンネによって提唱されました。生物の分類階級は、門、綱、目、科、属、種の順に並んでおり、属は種をまとめる中間的なカテゴリとして機能します。同じ属に属する種は、共通の特徴を持つことが多く、進化的に近縁です。同意語としては「ジェネラ」があります。

属の種類や特性

属には多くの種類があり、それぞれの特性は以下の通りです。

  • 単一種属: 1つの種のみを含む属。例: イチョウ属(Ginkgo)
  • 多種属: 複数の種を含む属。例: バラ属(Rosa)
  • 特定地域固有属: 特定の地域にのみ見られる属。例: オオバコ属(Plantago)
  • 広範囲分布属: 広範囲に分布する属。例: アカシア属(Acacia) 
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