農地圃場の管理要素の関連一覧

  • ファイトプラズマ(ふぁいとぷらずま)とは、植物に病害を引き起こす微生物で、細菌に近縁です。ヨコバイやウンカなどの昆虫によって媒介され、作物に深刻な被害をもたらします。

  • 普及指導員(ふきゅうしどういん)とは、農業者に対して技術や経営の指導を行う国家資格を持つ都道府県職員で、研修や情報提供を通じて農業の発展を支援します。

  • 立地条件(りっちじょうけん)とは、農業経営において作物が栽培される場所の環境条件を指します。これには土壌の質、気候、そして市場や流通までの距離が含まれ、農作物の生産効率や品質に大きく影響します。

  • アルカリ性土壌(あるかりせいどじょう)とは、pH値が7.5以上で、主に石灰質(せっかいしつ)を多く含む土壌です。この土壌では特定の作物が育ちにくく、適切な土壌改良が必要です。

  • 土壌酸度(どじょうさんど)とは、土壌がどれだけ酸性かを示す指標で、pH(ピーエイチ)で表されます。多くの作物は弱酸性から中性の土壌を好むため、適切な土壌酸度の管理が重要です。

  • 葉かび病(はかびびょう)とは、主にトマトなどの作物に発生する病害で、葉の裏面にかびが生じる症状です。特に高温多湿の環境で発生しやすく、作物の生育に悪影響を与えます。

  • 軟弱野菜(なんじゃくやさい)とは、ホウレンソウやシュンギク、ミツバなど、日もちが悪く輸送性に乏しい野菜のことで、消費地に近い都市近郊で栽培されることが多いです。

  • 登熟(とうじゅく)とは、作物が果実の肥大を終えた後、果肉の色や味、肉質がさらに良くなり、完全に熟していく過程を指します。スイカやメロンなどで重要な段階です。

  • 葉茎菜類(ようけいさいるい)とは、キャベツやホウレンソウ、アスパラガスなど、主に葉や茎を食用とする野菜の総称です。栄養価が高く、サラダや炒め物などで広く利用されます。

  • 摘花(てっか)とは、植物の花を摘み取る作業で、主に果樹などで行われます。花の数を調整し、果実の品質向上や結実量の安定を図るために重要です。

  • 葉枯病(はがれびょう)とは、植物の葉が徐々に枯れていく病気で、特にセルリーなどで発生しやすいです。種子を通じて伝染し、下葉から若葉に被害が広がります。

  • 明渠(めいきょ)とは、農業や土地管理において、水を排水するために地表に設けられた溝や水路のことです。目に見える排水構造で、過剰な水分を効率的に排除し、作物の健全な生育を助けます。

  • 葉鞘(ようしょう)とは、単子葉植物の葉の基部が茎を包み込む鞘状の部分を指します。特にネギなどの野菜で見られ、根深ネギの白い部分がこれにあたります。

  • 穂肥(ほごえ)とは、稲作などで出穂期(しゅっすいき)に施す追肥のことで、籾(もみ)の充実や収量増加を目的とします。適切な施用が重要で、過剰な施用は品質低下につながることもあります。

  • 土性(どせい)とは、土壌の粒子の大きさやその組成によって分類される土壌の性質です。土性は、作物の栽培適性や水分・肥料の保持能力に影響を与え、埴土(ぼくど)から砂土(さど)まで様々な種類があります。

  • 農業会議(のうぎょうかいぎ)とは、市町村農業委員会会長と都道府県の農業団体が参加する、農業委員会系統組織の都道府県レベルの組織です。農業および農業者の利益を代表し、行政行為を補完する役割を持っています。

  • 配合肥料(はいごうひりょう)とは、複数の肥料成分を混ぜ合わせ、植物に必要な栄養素をバランスよく供給する肥料です。主に窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の三要素を含み、作物の生育を促進します。

  • 農業所得(のうぎょうしょとく)とは、農業経営による総収益から経費を差し引いた利益を指します。これは農業者の経済的な成果を示し、経営の健全性や持続可能性を評価する重要な指標です。

  • 苗立枯病(なえたちがれびょう)とは、幼苗期に地際部の茎が病原菌によって侵され、枯死する病害です。主にピシウム菌やリゾクトニア菌が原因で、多くの作物に影響を与えます。

  • トンネル栽培(とんねるさいばい)とは、作物の上にトンネル状に設置したビニールやフィルムで覆い、低温期に保温する栽培方法です。早熟栽培や露地栽培で使われ、作物の生育を促進します。

  • 透水性(とうすいせい)とは、土壌が水を通す能力のことです。土壌の透水性が高いと水はけが良く、根が酸素を得やすい環境が作られ、作物の健全な成長を促進します。

  • ハウス栽培(はうすさいばい)とは、ビニールハウスや温室内で作物を栽培する手法です。外部環境から保護された条件下で、温度や湿度を管理し、年間を通じて安定した作物生産が可能です。

  • ハウス育苗(はうすいくびょう)とは、温室やビニールハウス内で苗を育てる方法です。外部の気象条件に左右されず、安定した環境で作業ができ、適期に作物を育成することが可能です。

  • 芽かき(めかき)とは、植物の栽培において、余分な芽を取り除き、限られた栄養を残した芽に集中させる作業です。これにより、作物の品質や収量を向上させることができます。

  • ボルドー液(ぼるどーえき)とは、生石灰と硫酸銅を混合して作られる殺菌剤で、糸状菌や細菌性病害に対して予防的な効果を発揮します。有機栽培でも使用可能な伝統的な農薬です。

  • 腐植(ふしょく)とは、土壌中で有機物が分解されて生成された、黒っぽい色の物質を指します。腐植は土壌の肥沃度を高め、良質な作物を育てるために重要な要素です。

  • 輪作(りんさく)とは、異なる作物を一定の順序で同じ畑に繰り返し栽培する手法のことです。これにより、土壌の肥沃(ひよく)度が保たれ、病害虫の発生を抑える効果があります。

  • 根圏微生物(こんけんびせいぶつ)とは、植物の根の周囲に生息する微生物のことを指します。これらの微生物は、植物の成長や健康に重要な役割を果たします。

  • 根茎(こんけい)とは、地下で横に広がる茎のことを指し、新しい芽を出して植物の繁殖に寄与します。ショウガやミョウガなどが代表的です。

  • 根系(こんけい)とは、植物の根全体の構造と機能を指します。根系は植物の水分と栄養の吸収、土壌の固定、貯蔵機能を持ちます。

  • 最小容水量(さいしょうようすいりょう)とは、土壌が保持できる最小限の水分量を指します。これを下回ると、植物が必要とする水分を十分に吸収できなくなります。

  • 根生葉(こんせいよう)とは、植物の根元に密集して生える葉のことを指します。タンポポやホウレンソウなどが代表的な例です。

  • 混作(こんさく)とは、異なる種類の作物を同じ畑で同時に栽培する農業手法です。これにより、病害虫の抑制や土壌の利用効率が向上します。

  • 作土(さくど)とは、作物を育てるために整備された土壌のことを指します。肥料や水分を適切に保持し、作物の成長をサポートします。

  • 作付面積(さくつけめんせき)とは、農作物が栽培される土地の総面積を指します。収穫量や収益に直接影響を与える重要な指標です。

  • 作型(さくがた)とは、作物の栽培方法や栽培時期を指し、地域や気候に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。適切な作型選びは収穫量や品質を左右します。

  • 最大容水量(さいだいようすいりょう)とは、土壌が保持できる最大限の水分量を指します。これを超えると水は排水され、植物に利用されません。

  • 落水(らくすい)とは、水田の水を意図的に排出する操作のことを指します。

  • ゴロ土(ごろつち)とは、比較的大きな塊状の土壌を指します。排水性と通気性が高く、主に鉢植えや庭園の土壌改良に利用されます。

  • 不稔(ふねん)とは、植物が花をつけても種子や果実ができない現象を指します。稲作やトウモロコシ栽培でよく見られ、気温の影響を受けます。

  • 栽植密度(さいしょくみつど)とは、一定の面積に植えられる植物の数を指します。適切な栽植密度を保つことで、作物の生育が促進され、収量が最適化されます。

  • スリップス(すりっぷす)とは、作物に被害を与える小型の害虫で、特に葉や花に影響を及ぼします。対策が重要です。

  • 子蔓(こづる)とは、植物の主茎から伸びる二次的な蔓のことを指します。主にウリ科の作物で見られ、成長と収穫に重要な役割を果たします。

  • 防虫ネット(ぼうちゅうねっと)とは、作物の上に被覆することで、害虫の侵入を防ぎ、風や霜、軽度の寒さからも保護するネットです。

  • 木立ち性(こだちせい)とは、植物が茎を真っ直ぐに立てて成長する性質を指します。この性質により、枝分かれが少なく、縦に長く伸びる特徴があります。

  • 互生(ごせい)とは、植物の茎に葉が左右交互に配置される葉の付き方のことを指します。これにより、光を均等に受けやすくなります。

  • 腰水(こしみず)とは、鉢やトレイに水を張り、植物の根が水を吸収する方法を指します。主に発芽や苗の育成時に用いられます。

  • T/R率(てぃーあーるりつ)とは、植物の地上部(Top)と地下部(Root)の重さの割合を示したもので、根の生育状況を評価する指標です。

  • つる割病(つるわれびょう)とは、フザリウム菌によって引き起こされるウリ類の土壌病害で、葉が萎れ黄化し、最終的に枯死する病気です。

  • ストリンギング栽培(すとりんぎんぐさいばい)とは、平棚生育のキウイの母枝のみを効率的に生育させる栽培方法で、単位面積あたりの葉面積を最大化します。

  • 挿し床(さしどこ)とは、植物の挿し木を行うために準備された場所や土壌のことを指します。挿し木が根を出しやすい環境を提供します。

  • 高冷地栽培(こうれいちさいばい)とは、標高が高く気温が低い地域で作物を栽培する方法を指します。冷涼な気候を利用して高品質な作物を育てることが特徴です。

  • 厚膜胞子(こうまくほうし)とは、特定の菌類が不利な環境に耐えるために形成する、厚い壁を持つ胞子のことを指します。休眠状態に入り、環境が改善されると発芽します。

  • 耕地(こうち)とは、農作物を育てるために整備された土地のことを指します。田畑や果樹園などがこれに該当します。

  • ベと病(べとびょう)とは、ウリ科やアブラナ科、タマネギに発生しやすい病害で、多湿環境で特に発生し、葉に褐色の斑紋を形成します。

  • つる枯病(つるがれびょう)とは、ウリ類に発生する病気で、多湿環境下で蔓の根元が侵され、最終的に枯死する病害です。

  • 硫酸加里(りゅうさんかり)とは、50%の加里(カリウム)を含む肥料で、速効性があり、作物に吸収されやすく、水に流されにくい特徴があります。

  • 耕作放棄地(こうさくほうきち)とは、以前は農地として使われていたが、現在は管理されず放置されている土地を指します。この土地は雑草や低木で覆われ、農業生産が行われていません。

  • 追熟(ついじゅく)とは、果実を収穫後に熟成させることを指します。例えば、バナナやアボカド、トマトなどが収穫後に熟成します。

  • シェード栽培(しぇーどさいばい)とは、植物を日陰や遮光ネットを使用して育てる栽培方法です。短日植物の花芽分化を促すために資材を用いて遮光を行い、短日条件を作り出します。

  • 追肥(ついひ)とは、作物の生育期間中に追加で肥料を施すことです。肥料の種類や施肥の時期は作物や環境に応じて調整します。

  • 地植え(じうえ)とは、植物を鉢やプランターではなく、直接地面に植える方法を指します。自然の環境で育てるため、植物がより健全に成長します。

  • 地力(ちりょく)とは、その土地が作物を生育させることができる総合的な能力のことです。地力が低い場合は、耕起や追肥などの対策が必要です。

  • 直播(ちょくは・じかまき)とは、畑に直接種をまく方法で、移植せずにそのまま育てて収穫する栽培方法です。

  • 根腐れ(ねぐされ)とは、植物を栽培しているときに根が腐る現象を指します。

  • 長日処理(ちょうじつしょり)とは、植物に夜間に人工照明を行い、日照時間を長くして開花を早める栽培方法です。

  • カントリーエレベーター(かんとりーえれべーたー)とは、収穫された穀物を一時的に保管し、乾燥・調整・出荷する施設のことです。農家にとって効率的な穀物管理が可能です。

  • 乾土効果(かんどこうか)とは、土壌の乾燥状態が植物の成長に与える影響のことです。適度な乾燥は根の成長を促進し、過剰な乾燥は植物の成長を阻害します。

  • 寒地(かんち)とは、冬季に非常に寒冷な地域を指します。この地域では、農作物の栽培に特別な工夫が必要です。

  • 乾生木(かんせいもく)とは、乾燥した環境で育つ木のことを指します。水分が少ない場所でも成長できる特性を持っています。

  • 灌水・かん水(かんすい)とは、農作物に必要な水を供給する作業のことです。適切な灌水は作物の健全な成長に不可欠です。

  • 寒高冷地(かんこうれいち)とは、冬季に非常に寒冷で、標高が高い地域のことを指します。農作物の栽培には特別な工夫が必要です。

  • 慣行栽培(かんこうさいばい)とは、一般的に広く行われている農業の栽培方法です。化学肥料や農薬を使用して、効率的に作物を生産します。

  • 還元分解(かんげんぶんかい)とは、有機物が微生物や化学的プロセスによって分解され、より簡単な物質に変化することです。これにより、土壌中の栄養素が再利用されます。

  • 頂花蕾(ちょうからい)とは、植物の茎や枝の先端に形成される花蕾(つぼみ)で、主にブロッコリーで食用とされる部分を指します。

  • 柱頭(ちゅうとう)とは、雌しべの先端にあり、花粉が付着する部分です。

  • 抽だい・抽苔・抽薹(ちゅうだい)とは、ハクサイやダイコンなどの植物が一定の低温を経て花芽をつけ、やがて開花する現象です。

  • 沖積土(ちゅうせきど)とは、河水が運搬して沈積することで形成された土壌で、沖積平野やデルタ、海岸平野の低地に分布します。この土壌はまだ十分に熟成していないため、母材の性質が土壌の性質に強く影響します。

  • 抽根(ちゅうこん)とは、ダイコンなどの根部が地上に露出する性質を指します。この現象は、栽培管理の重要なポイントです。

  • 中耕(ちゅうこう)とは、栽培中に畝の表層を浅く耕す作業で、通気性を良くすることを目的としています。除草と同時に行うことが多く、中耕除草とも呼ばれます。

  • ネコブセンチュウ(ねこぶせんちゅう)とは、作物の根に寄生し、根にこぶを形成して植物の成長を妨げる線虫です。被害を受けた植物は生育が悪化し、収穫量が減少します。

  • 着花習性・着果習性(ちゃっかしゅうせい)とは、植物が花や果実をどのように着生するかという遺伝的な性質を指します。

  • 灰色かび病(はいいろかびびょう)とは、高温多湿の環境で発生しやすく、作物の茎葉や花、果実に灰色のかびを生じさせる病害で、大きな被害をもたらすことがあります。

  • 千鳥植え(ちどりうえ)とは、作物を植える際に、複数の列に対して互い違いに植える方法です。この方法は、千鳥模様のように配置されるため、効率的にスペースを利用できます。

  • 緑肥(りょくひ)とは、作物を刈り取って土壌にすき込み、有機質肥料として利用するもので、土壌改良や塩類蓄積の回避を目的としています。

  • ラフィア(らふぃあ)とは、ラフィアヤシの繊維から作られたヒモのことで、やわらかく強靭な性質を持ち、主に接ぎ木の支持や園芸作業に使用されます。

  • みじんとは、1mm以下の細かい土の粒子であり、鉢植えなどで過剰に含まれると排水不良を引き起こす可能性があります。

  • 発芽(はつが)とは、種子内の幼芽や幼根が種皮を破り、外に出て成長を開始する過程を指します。

  • 土壌改良(どじょうかいりょう)とは、作物が健全に育つために土壌の物理的・化学的性質を改善する作業を指します。

  • 天敵(てんてき)とは、害虫や病原菌を自然に制御する生物で、農業において有害生物を抑制するために利用されます。

  • 遅効性肥料(ちこうせいひりょう)とは、効果がゆっくりと現れる肥料のことです。油粕や魚粕、骨粉などが代表的です。

  • 地下茎(ちかけい)とは、地下に伸びる茎のことで、球根なども含まれます。ジンジャーやカンナ、竹などが代表例です。

  • 根回し(ねまわし)とは、大きな木や植物を移植する際に、植え傷みを軽減するために事前に根を切り、新しい根を発生させる手法です。

  • 間引き(まびき)とは、密集している苗や作物の一部を取り除き、健全な成長を促す作業です。奇形や徒長したもの、育ち遅れたものを選んで取り除きます。

  • 防風ネット(ぼうふうねっと)とは、作物を強風から守るための網状の資材です。風による作物の損傷を防ぎ、品質を維持するために使用されます。

  • 徒長(とちょう)とは、植物がチッ素肥料の過剰や水分過多、日照不足などの要因で茎や枝が通常以上にやわらかく長く伸びる現象を指します。

  • 硫安(りゅうあん)とは、窒素を約20%含む速効性の窒素肥料です。主に追肥として利用され、作物の成長を促進します。

  • 団粒構造(だんりゅうこうぞう)とは、土壌粒子が集まって団子状になり、粒子間に空気が多く含まれている状態を指します。この構造は土壌の通気性や水はけを向上させます。

  • 単粒構造(たんりゅうこうぞう)とは、土壌粒子が結合せず、一つ一つがバラバラの状態を指します。砂や粘土などがこの構造に当たります。

  • 暖地(だんち)とは、年平均気温が15~18℃の地域を指し、四国、九州の大部分や関東、東海、中国の一部が含まれます。この地域では温暖な気候を活かした農作物の栽培が盛んです。

  • 風化(ふうか)とは、岩石が長い年月をかけて、温度変化や雨、水流などの自然要因により崩れて土壌に変わる現象のことです。

  • レイズドベッド(れいずどべっど)とは、地面からかさ上げされた花壇や畑の一種で、作業効率や水はけ、通風の改善が期待できます。

  • 炭酸ガス施肥(たんさんがすせひ)とは、温室や施設栽培において、植物の光合成を促進するために炭酸ガス(CO2)を追加する手法です。これにより植物の生育を促進し、収量や品質の向上を図ることができます。

  • 孫生(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から新たに生えてくる若芽のことです。これらの新芽は、樹木が生命を維持しようとする再生力の象徴であり、栽培や管理においては注意が必要な要素です。

  • 法面(のりめん)とは、田畑や道路などの土手を指す言葉で、地形の安定を保つために設けられた傾斜面のことです。

  • とは、冬季に畑の土を耕す作業のことです。これにより土壌が凍結と解凍を繰り返し、柔らかくなり、春の作物栽培に適した状態になります。

  • 稈(かん)とは、イネ科植物の茎のことです。特に穀物や牧草の茎部分を指し、収穫後には飼料や堆肥として利用されることがあります。

  • トラフ(とらふ)とは、もともとは家畜の飼料や水を入れる桶や水槽を指しますが、園芸においては石やコンクリートを加工して作られた栽培容器を意味します。

  • 短花柱花(たんかちゅうか)とは、花の中で雌しべが短くなった状態の花を指します。ナスなどで見られ、生育が衰えると発生し、受精しにくいため落花しやすいです。

  • 心土破砕(しんどはさい)とは、ほ場の透水性を改善するために、鋤床層や心土層をサブソイラーなどの機械で突き破ることです。これにより、水はけが良くなり、作物の生育環境が向上します。

  • 心土(しんど)とは、ほ場の土壌で作土の下にある固く茶褐色をした土のことです。この層は耕作の影響を受けていない元の土であり、作物の根が深く伸びる際に重要な役割を果たします。

  • 深層施肥(しんそうせひ)とは、肥料を50~70cmの深さに施す方法です。この方法は根を深く導き、生育後期まで植物の健康を保つ効果がありますが、労力がかかります。

  • 人工繁殖(じんこうはんしょく)とは、自然のままでは不可能または不十分な繁殖を、人為的な方法で助長することです。ユリのりん片繁殖や組織培養などがその例です。

  • 深耕(しんこう)とは、農地を通常よりも深く耕す作業のことを指します。通常の耕起深さは15~20cmですが、深耕では30~40cmまで掘り下げることがあります。この作業により、根の成長範囲が広がり、水はけや水持ちが改善されます。

  • シンクイムシ(しんくいむし)とは、ハイマダラノメイガという蛾の幼虫で、発芽後まもない小苗の芯(生長点)を食い荒らす害虫です。これにより、植物の成長が阻害されます。

  • 新規就農相談センター(しんきしゅうのうそうだんせんたー)とは、新たに農業を始めたい人々の相談を受け、研修場所の紹介や関連情報の提供を行う機関です。全国と都道府県に設置されています。

  • 新規就農者(しんきしゅうのうしゃ)とは、新たに農業を始める人のことです。学校卒業後に始める人や、他の産業から転業する人が含まれます。Uターン就農者とも呼ばれます。

  • 新規参入者(しんきさんにゅうしゃ)とは、非農家から新たに農業を始める人のことです。特に農業基盤を持たない人々が新たに農業に取り組むケースを指します。Iターン就農者とも呼ばれます。

  • 代掻き(しろかき)とは、田に水を入れて掻き回し、土と水を混ぜて柔らかくぬかるんだ状態にする作業のことです。これは田植えの前に行われ、稲の定植を容易にします。

  • 尻腐病(しりぐされびょう)とは、トマトの果実に発生する生理障害で、幼果の先端部に黒色のくぼみができる病気です。これは主に乾燥や石灰不足が原因で、病原菌によるものではありません。

  • 農業公社(のうぎょうこうしゃ)とは、都道府県や市町村が設立する公益法人で、農地の集積や農業経営の規模拡大を支援するため、農地の保有と管理を行う機関です。農地中間管理機構として県知事から指定されることがあります。

  • 白絹病(しらきぬびょう・しろきぬびょう)とは、植物の根や茎に灰白色の菌糸が広がる病害で、菌類の白絹病菌による感染が原因です。特にナスなどの作物に被害が出やすいです。

  • 冬芽(ふゆめ)とは、植物が冬を越すために形成する休眠状態の芽で、外部からの環境ストレスを避けるために鱗片(りんぺん)や毛などで保護されています。代表的なものにトチノキやヤナギがあります。

  • 除草剤(じょそうざい)とは、農作物の生育を妨げる雑草を防除するために使用される薬剤のことです。主に畑や田んぼ、庭などで利用されます。

  • 脱窒現象(だっちつげんしょう)とは、土壌中の硝酸態窒素が微生物の作用で窒素ガスに変わり、大気中に放出される現象のことです。

  • 田土(たつち)とは、水田の土で、沖積土(ちゅうせきど)で粘性が高く、病害虫が少ない特性があります。保水力と保肥力に優れており、基本用土としてよく使用されます。

  • 植生(しょくせい)とは、ある特定の地域に自然に生育している植物の集団のことです。荒原、草原、森林などがその例です。

  • 抱き畝(だきうね)とは、2本の畝を合わせたような形の畝のことです。この方法は、作物の生育環境を整えるために利用されます。

  • 白斑病(はくはんびょう)とは、植物の葉に白い不整形の斑紋ができる病気です。主にハクサイに多発し、葉の品質や収量に影響を与えます。適切な防除対策が必要です。

  • 他家受粉(たかじゅふん)とは、ある株の花粉が別の株の雌しべに受粉することを指します。これにより遺伝的多様性が高まり、健康な作物の育成に繋がります。

  • 高畝(たかうね)とは、耕土を高く盛り上げて作る畝のことです。排水性が良く、水はけが悪い場所や耕土が浅い圃場に適しています。

  • 田植機(たうえき)とは、イネの苗を水田に移植するための農業機械です。これにより、手作業よりも効率的に田植えを行うことができます。

  • 農薬取締法(のうやくとりしまりほう)とは、農薬の登録制度や使用規制を通じて、農薬の品質と安全性を確保し、農業生産の安定と国民の健康を保護するための法律です。

  • 根詰まり(ねづまり)とは、鉢やコンテナの中で植物の根が過度に繁茂し、成長に悪影響を及ぼす現象です。これにより、水分や養分の吸収が妨げられ、植物の健康が損なわれます。

  • 認定新規就農者(にんていしんきしゅうのうしゃ)とは、新たに農業を始めるために計画を作成し、市町村から認定を受けた者です。この認定により、さまざまな支援や資金の活用が可能になります。

  • 醸熱材料(じょうねつざいりょう)とは、苗床に必要な温度を供給するために、床の底に詰め込む有機物のことです。腐敗発酵によって生じる熱を利用します。稲ワラが最も一般的に用いられます。

  • 日射量(にっしゃりょう)とは、地表に届く太陽光の強さを表す指標で、農業では作物の生育に大きな影響を与えます。日射量には直達日射量と全天日射量があり、後者が農業でよく用いられます。

  • テンションメーター(てんしょんめーたー)とは、土壌の湿度(水分)を測定する機器です。これにより、作物の適切な水管理が可能となり、効果的な灌漑(かんがい)が行えます。

  • 冷害(れいがい)とは、例年よりも気温の低い日が続き、農作物の生育に悪影響を及ぼす自然災害のことです。これにより、収量の減少や品質の低下が発生します。

  • 農業生産法人(のうぎょうせいさんほうじん)とは、農業経営を行う法人格を有する組織で、株式会社、有限会社、農事組合法人などの形態があり、大規模な経営が一般的です。

  • 乳剤(にゅうざい)とは、水に溶けない有効成分を油に溶かし、水で薄めると白濁する農薬の形態です。主に殺虫剤として用いられ、噴霧器で散布されます。

  • 軟化(なんか)とは、作物の細胞が酵素の働きにより変質し、果肉がやわらかくなる現象です。主に収穫後の果実で発生し、品質の低下を引き起こします。

  • 徒長枝(とちょうし)とは、樹木で勢いよく長く伸びる枝のことで、花芽をあまり付けず、樹形を乱す原因となるため、早期の剪定が推奨されます。

  • 条間(じょうかん)とは、タネのまき条とまき条、または苗の植え条と植え条の間の間隔のことです。適切な条間を保つことで、植物の成長と収量を最適化することができます。

  • 定植(ていしょく)とは、苗を苗床やポットから移して、本圃場(ほんほじょう)やプランターなどに植え付ける作業です。適切なタイミングで行うことで、苗が順調に成長し、豊かな収穫が期待できます。

  • 連作(れんさく)とは、同じ作物を同じ圃場(ほじょう)で繰り返し栽培することです。連作は、作物や土壌に影響を与えることがあり、作物によって連作の可否が異なります。

  • 不耕起栽培(ふこうきさいばい)とは、土を耕さずに作物を栽培する方法で、省力化と土壌の健康維持を目的とします。前作物の根が残ることで土壌の排水性が向上し、団粒構造が保たれます。

  • ひげ根(ひげね)とは、主根と側根の区別がなく、細かい根がひげのように多数生えている根系を指します。主にイネ科など単子葉類の植物に見られます。

  • 匍匐(ほふく)とは、植物の茎や枝が地面を這って伸びることを指します。匍匐植物は、地面に接触した部分から根を出して繁殖し、広範囲に広がる特性があります。

  • 萌芽(ほうが)とは、植物が新たな芽を吹き出すことを指し、芽生えや発芽の一環として、植物の成長の初期段階を意味します。

  • 農薬(のうやく)とは、農作物を害する菌や昆虫などの防除や、作物の生理機能を調整するために使用される薬剤のことです。

  • 農地中間管理機構(のうちちゅうかんかんりきこう)とは、農地の集積や集約化を進め、効率的な農業経営を実現するために設置された法人です。主に、農地の貸し手と借り手をつなぎ、農地利用の最適化を図ります。

  • 媒介(ばいかい)とは、病原菌を伝染させたり、花粉を運搬して受粉を助ける役割を果たすことを指します。

  • 農家(のうか)とは、主に農業を営む世帯を指し、経営耕地面積が10アール以上、または農産物販売金額が年間15万円以上の世帯を意味します。

  • 二期作(にきさく)とは、同じ耕地で同じ作物を1年に2回栽培し、収穫する農業手法です。主に気候が温暖な地域で行われ、効率的な土地利用を目的とします。

  • 軟腐病(なんぷびょう)とは、主にハクサイやダイコンなどに発生する細菌性の病気で、作物がどろどろに軟化し、悪臭を放つのが特徴です。高温多湿の環境で特に発生しやすく、土壌を通じて伝染します。

  • 露地栽培(ろじさいばい)とは、温室やビニールハウスを使用せず、自然の環境条件下で作物を栽培する方法です。日照や降雨など、自然の影響を直接受けながら育てます。

  • ブロッキング(ぶろっきんぐ)とは、育苗後期に苗の株間に切れ目を入れて根を切断する作業のことです。これにより、苗の根張りを強化し、移植後の成長を促進します。

  • 風媒花(ふうばいか)とは、風によって花粉が運ばれ、受粉が行われる花のことです。虫媒花(ちゅうばいか)とは異なり、風に頼って効率的に受粉します。

  • 初霜(はつしも)とは、晩秋または初冬にその年最初に降りる霜のことです。地域ごとに時期が安定しており、作物の作付け時期を決定する重要な指標となります。

  • 認定農業者(にんていのうぎょうしゃ)とは、自らの農業経営を改善する計画を市町村に提出し、その計画が認定された農業者のことです。これにより、各種支援を受けることができます。

  • 二毛作(にもうさく)とは、同じ耕地で1年に2種類の異なる作物を順番に栽培し、それぞれを収穫する農業手法です。

  • りん酸(りんさん)とは、肥料三要素の一つで、植物の根や種子の発育を促進し、新しい組織を作る役割を持つ栄養素です。肥料中では「P」と表記されます。

  • ヨトウムシ(よとうむし)とは、夜行性のガの幼虫で、葉を食害する害虫です。幼虫は下葉の裏に産み付けられた卵から孵化し、作物の葉を食べつくします。

  • 天地返し(てんちがえし)とは、耕土(こうど)が老朽化した際に、上層の耕土を下層の心土(しんど)と入れ替えて、土壌の生産力を回復させる農作業です。

  • 重力水(じゅうりょくすい)とは、地上に溜まっている水や地下に浸透する水など、重力によって土の粒子間を自由に移動する水のことを指します。

  • 粘土(ねんど)とは、土壌中の非常に細かい粒子で、直径が0.01mm以下のものを指します。保水性が高く、栄養素を保持する能力が優れていますが、水はけが悪いのが特徴です。

  • 陸稲(りくとう / おかぼ)とは、畑で栽培されるイネのことです。通常の水田稲と異なり、乾いた土地で育てるため、乾燥に強い品種が多いです。

  • 落葉樹(らくようじゅ)とは、冬など生活に適さない季節になると葉を落とし、休眠する樹木のことです。ブナやカエデが代表例です。

  • 全面散布法(ぜんめんさんぷほう)とは、畝や畑の全面に肥料を均等に散布する施肥の方法です。肥料を広範囲に均等に撒くことで、土壌全体の栄養バランスを整えることができます。

  • 剪定(せんてい)とは、作物(主に果樹)において品質の良い果実を毎年安定して収穫するために、必要な枝を残し不用な枝を切り落とすことです。また、樹の形を整えるために幹や枝を切り落とすことも含まれます。

  • 全層施肥(ぜんそうせひ)とは、肥料を畑の全層にわたって均等に行き渡らせる施肥方法です。これにより、作物の根がどの層でも均等に養分を吸収できるようにします。

  • 専業農家(せんぎょうのうか)とは、世帯員の中に他の仕事を持つ人が一人もおらず、農業だけで生計を立てている農家のことです。

  • 籾(もみ)とは、稲の果実であり、籾殻に包まれた状態の米を指します。籾は脱穀後に精米され、食用の白米になります。また、種子として使用される籾は種籾(たねもみ)とも呼ばれます。

  • 指定産地(していさんち)とは、野菜の価格安定のため、特定の消費地域に計画的に安定供給することを目的に定められた生産地のことです。指定産地では作付面積や生産・出荷量が決められ、最低価格が保証されます。

  • ポリエチレン(ぽりえちれん)とは、主にトンネル栽培やハウス栽培の被覆材として使用される合成樹脂で、紫外線を通しやすく、汚れにくい特性があります。

  • 湿害(しつがい)とは、過剰な水分が原因で作物の根が酸欠状態になり、生育が低下する現象です。湿害は特に排水不良な土壌で起こりやすく、対策として排水対策が必要です。

  • ビニールハウス(びにーるはうす)とは、木材や鋼材を骨組みに合成樹脂フィルムで覆った農業施設で、温度や湿度を管理して作物を育てます。海外では「greenhouse(グリーンハウス)」と呼ばれます。

  • 不織布(ふしょくふ)とは、繊維を織ったり編んだりせずにシート状に加工した布で、農業では保温、防虫、防草などの目的で利用される資材です。

  • 石灰肥料(せっかいひりょう)とは、石灰成分を補給するための肥料です。作物の生育に必要な成分を供給し、同時に土壌の酸性を中和する目的で使われます。

  • 石灰窒素(せっかいちっそ)とは、カルシウムシアナミド(CaCN2)を主成分とする窒素肥料です。元肥や土壌消毒に使われることが多く、施用時には作物に直接かからないよう注意が必要です。

  • 石灰欠乏症(せっかいけつぼうしょう)とは、植物が石灰(カルシウム)を十分に吸収できないことで生じる生育障害のことです。乾燥や土壌中の他の成分との競合が原因となります。

  • 積算温度(せきさんおんど)とは、毎日の平均気温を合計したものです。作物の成長や成熟に必要な温度の累積を表し、栽培の重要な指標となります。

  • 生理障害(せいりしょうがい)とは、作物が肥料成分の過剰・欠乏や過湿・乾燥などによって引き起こす生理的な障害のことです。病害虫被害とは異なり、原因がはっきりしない場合もあります。

  • トラクター(とらくたー)とは、耕起や各種作業を行うための農業用機械で、農業作業を効率化する重要な機器です。

  • ブラインド(ぶらいんど)とは、植物の花芽が光合成不足、温度変化、栄養不足などの要因で正常に発育せず、完全な花を咲かせられない現象です。

  • 双葉(ふたば)とは、発芽したばかりの植物に見られる最初の2枚の葉で、子葉(しよう)とも呼ばれます。双葉は、植物の初期成長において重要な役割を果たします。

  • ベッド(べっど)とは、温室やビニールハウス内で栽培ベンチを設置せずに直接土壌に作物を植えるための畝のことです。地床(じどこ)。

  • 整地(せいち)とは、作物の植え付けやタネまきの準備として、土を砕いて均し、畝を作る作業のことです。これにより、植物の根がしっかりと張ることができ、健全に成長します。

  • 摘心・摘芯(てきしん)とは、植物の成長点を摘み取ることで、側枝や果実の成長を促進する農業技術です。ピンチとも呼ばれます。

  • 正条植え(せいじょううえ)とは、苗を一直線に列状に植える方法です。この方法は、効率的な管理と収穫を可能にし、作物の生育を促進します。

  • 元肥・基肥(もとごえ)とは、作物を植える前に土壌に施す肥料のことです。この肥料は、作物の初期成長を助けるために重要です。

  • トレーサビリティ・生産履歴(とれーさびりてぃ・せいさんりれき)とは、農産物が生産されてから消費者に届くまでの過程を追跡できるシステムや記録のことを指します。

  • 生育因子(せいいくいんし)とは、作物の成長に必要な条件のことを指します。これには肥料、水、空気、温度などが含まれます。

  • ずらし作業(ずらしさぎょう)とは、苗を定植する際に植え傷みを防ぐため、苗を掘り上げずに苗床内で土と共に少しずつ位置を移動させる作業です。また、外温が低い場合や定植が難しい場合に苗の生育を一時的に抑える目的でも行われます。

  • pH(ぴーえっちまたはぴーえいち)とは、土壌や水の酸性度やアルカリ性度を示す指標です。適切なpH管理は、作物の健全な成長と収量に重要です。

  • 条まき(すじまき)とは、種をまく方法の一つで、一定の間隔を空けた溝に種をまくやり方です。均等に種をまくことで、管理がしやすくなります。

  • 条植え(すじうえ)とは、苗を列状に植える方法です。均等な間隔で植えることで、管理がしやすくなります。

  • 鋤床層(すきどこそう)とは、水田の土壌で作土と心土の間にある、水を通しにくい固い層のことです。この層は水田に水を溜めるために重要です。

  • す入り(すいり)とは、ダイコンやカブなどの根菜類の内部に空洞ができる現象を指します。これは、収穫の遅れや肥大の停滞が原因となります。

  • 水稲(すいとう)とは、水田で栽培するイネのことを指します。稲作は主に水田で行われ、特定の水管理が必要です。

  • 温床育苗(おんしょういくびょう)とは、温床を使って苗を育てる方法です。温床は地面を温かく保つ設備で、種子の発芽や苗の成長を促進します。

  • 高温障害(こうおんしょうがい)とは、植物が高温環境にさらされることで成長が阻害されたり、品質が低下したりする現象を指します。これは、特に夏季に問題となります。

  • 下木(げぼく)とは、森林や林内の高木の下に生育する低木や小さな木のことを指します。下層植生として、森林の生態系を支える役割を果たします。

  • 茎葉(けいよう)とは、植物の茎と葉を合わせた部分のことです。これらは植物の成長や光合成、栄養の吸収と運搬に重要な役割を果たします。

  • 畦畔(けいはん)とは、田んぼや畑の区画を分けるために設けられた土の盛り上がった部分です。水の管理や耕作地の区分に重要な役割を果たします。

  • 茎節(けいせつ)とは、植物の茎にある節(ふし)状の部分で、新しい芽や根が生じる場所です。植物の成長や繁殖に重要な役割を果たします。

  • 黒ぼく(くろぼく)とは、火山灰が積もった土壌のことで、肥沃(ひよく)で水はけが良く、野菜や果樹の栽培に適しています。

  • 黒土(くろつち)とは、有機物を多く含む肥沃な土壌で、野菜や果樹の栽培に適しています。

  • 窪地(くぼち)とは、周囲よりも低い地形のことで、水はけが悪く、農業においては水害や排水対策が必要です。

  • 均平(きんぺい)とは、農地の表面を平らにすることです。これにより、水の均等な分配と作物の均一な生育が促進されます。

  • 夾雑物(きょうざつぶつ)とは、農産物や収穫物に混入する不要な異物のことです。これには土、石、茎、葉などが含まれ、品質や販売価値を下げる原因となります。

  • 客土(きゃくど)とは、農地の土壌改良を目的に、他の場所から良質な土を運び入れて混ぜることです。これにより、作物の生育環境を改善します。

  • 塩類集積(えんるいしゅうせき)とは、土壌中に塩分が過剰に蓄積する現象を指します。これにより、植物の成長が阻害されることがあります。

  • 塩積・塩類濃度障害(えんせき・えんるいのうどしょうがい)とは、土壌中の塩分濃度が高くなりすぎて、植物の成長や健康に悪影響を与える現象を指します。

  • N - P - K(えぬ・ぴー・けー)とは、植物の成長に必要な三大栄養素である窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)を表します。肥料の成分として重要です。

  • 越冬野菜(えっとうやさい)とは、寒い冬を越して収穫される野菜のことです。耐寒性があり、冬の低温でも成長する特性を持っています。

  • 液肥(えきひ)とは、液体状の肥料のことで、作物に必要な栄養素を速やかに供給するために使用されます。特に栄養不足の時に効果的です。

  • 営農計画(えいのうけいかく)とは、農業経営を効率的かつ持続可能に行うための具体的な計画を立てることです。作物の選定、栽培方法、収益予測などを含みます。

  • エアレーション(えあれーしょん)とは、土壌や水中に酸素を供給する作業やプロセスを指します。これにより、作物の根の発育や微生物の活動が促進され、健康な植物成長を支えます。

  • 上根(うわね)とは、植物の地表近くに広がる浅い部分の根のことです。地表付近の水分や栄養を吸収する役割を担います。

  • 畝間(うねま)とは、農地において作物を栽培するために設けた畝(うね)と畝の間のスペースのことです。通路や作業スペースとして利用されます。

  • 畝立て・畝幅(うねたて・うねはば)とは、農地に作物を栽培するために畝を作り、その幅を決める作業のことです。適切な畝幅は作物の成長に影響します。

  • 畝(うね)とは、農地に作物を栽培するために土を盛り上げて作った列のことです。排水性を良くし、作物の成長を助けます。

  • ウォータースペース(うぉーたーすぺーす)とは、土壌中に存在する水分が貯まる空間のことです。植物の根が水分を吸収するために重要な役割を果たします。

  • 植え傷み(うえいたみ)とは、移植後の植物が根のダメージや環境の変化によって弱ってしまう状態を指します。適切な対策を取ることで回復が可能です。

  • 忌地(いやち)とは、同じ場所で同じ種類の作物を繰り返し栽培すると、収量や品質が低下する現象で、連作障害(れんさくしょうがい)とも呼ばれます。ただし、両者には微妙な違いがあります。

  • 一般平坦地(いっぱんへいたんち)とは、傾斜(けいしゃ)が少なく平らな土地のことを指します。農作物の栽培に適しており、機械の使用が容易です。

  • 萎凋係数(いちょうけいすう)とは、植物が水分不足で萎れる(しおれる)までの土壌水分量を示す数値です。植物の適切な灌漑(かんがい)管理に重要です。

  • EC(いーしー)とは、電気伝導度のことで、土壌や水の塩分濃度を示します。作物の健全な成長を維持するために重要な指標です。

  • 暗渠排水(あんきょはいすい)とは、地中に埋めた管や溝を通して余分な水を排出するシステムです。これにより土壌の水はけが良くなり、作物の健全な成長が促進されます。

  • 寒冷地(かんれいち)とは、年間を通じて気温が低く、冬季には積雪が多い地域のことです。寒冷地では特定の作物の栽培に適した工夫が必要です。

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