果樹類の関連一覧

  • 葉腋(ようえき)とは、葉が茎に付く部分の上側のことで、通常この場所に芽が形成されます。葉腋は植物の成長や枝分かれに重要な役割を果たします。

  • 葉身(ようしん)とは、植物の葉の平らに広がった本体部分で、光合成や蒸散などの重要な機能を担う部分です。植物の成長や健康に大きな影響を与えます。

  • 登熟(とうじゅく)とは、作物が果実の肥大を終えた後、果肉の色や味、肉質がさらに良くなり、完全に熟していく過程を指します。スイカやメロンなどで重要な段階です。

  • 摘蕾(てきらい)とは、植物の蕾(つぼみ)を成長の途中で摘み取る作業のことです。主に植物の成長を促進し、花や果実の質を向上させるために行われます。目的に応じてすべての蕾を摘むか、一部だけを摘むことがあります。

  • サイトカイニン(さいとかいにん)とは、植物ホルモンの一種で、細胞分裂や成長、老化の抑制などに関与する物質です。栽培や組織培養で重要な役割を果たし、特に植物の成長促進や品質向上に利用されます。

  • 不定根(ふていこん)とは、通常の根以外の場所、例えば茎や葉から発生する根のことです。挿し木や株分けなどで利用され、植物の繁殖や再生に役立ちます。

  • ハウス栽培(はうすさいばい)とは、ビニールハウスや温室内で作物を栽培する手法です。外部環境から保護された条件下で、温度や湿度を管理し、年間を通じて安定した作物生産が可能です。

  • 中生(なかて)とは、作物の成長や収穫の早晩性において、早生(わせ)と晩生(おくて)の中間に位置する栽培期間の品種を指します。安定した収穫時期と品質が特徴です。

  • 矮性(わいせい)とは、植物の草丈が通常よりも著しく低い性質を指します。これは遺伝的な要因や矮化剤の使用、接ぎ木などによって引き起こされます。矮性は園芸や果樹栽培で多用され、コンパクトな植物を育てるために利用されます。

  • 葉面散布(ようめんさんぷ)とは、水に溶かした肥料や農薬を植物の葉に直接散布し、葉から栄養や薬剤を吸収させる栽培方法です。根が弱っている場合や植物がストレスを受けた際に効果的です。

  • 養液栽培(ようえきさいばい)とは、土壌を使わず、水と養分を含む培養液を用いて作物を育てる栽培方法です。培地や培養液の供給方法により、水耕栽培やロックウール栽培などに分類されます。

  • 摘果(てっか)とは、果樹に実った果実の一部を早期に摘み取る作業のことです。これにより、残った果実が大きく、品質良く成長するようにします。

  • 切り接ぎ(きりつぎ)とは、台木(だいぎ)と穂木(ほぎ)の茎を斜めに切り、切り口を合わせて接合する接ぎ木技術の一つです。

  • 呼び接ぎ(よびつぎ)とは、穂木(ほぎ)と台木(だいぎ)の茎の側面を切り込み、両方の切り面を密着させて固定し、活着(かっちゃく)した後に不要な部分を切除する接ぎ木方法です。

  • 追熟(ついじゅく)とは、果実を収穫後に熟成させることを指します。例えば、バナナやアボカド、トマトなどが収穫後に熟成します。

  • 岸根栗(がんねぐり)とは、日本で古くから栽培されている栗の品種の一つです。甘くて大粒の実が特徴で、栗ご飯やお菓子などに使われます。

  • 間引き(まびき)とは、密集している苗や作物の一部を取り除き、健全な成長を促す作業です。奇形や徒長したもの、育ち遅れたものを選んで取り除きます。

  • 過りん酸石灰(かりんさんせっかい)とは、植物の成長に必要なリン酸を供給するための肥料です。特に土壌の改良と作物の収量向上に効果があります。

  • 短果枝(たんかし)とは、花芽や果実をつける枝の中で特に短いものを指します。果樹の栽培において、充実した短果枝を多く発生させることが重要です。

  • 新梢(しんしょう)とは、新しく伸び出た枝のことです。1年枝、1年生枝とも呼ばれ、植物の成長と形作りに重要な役割を果たします。

  • 脇芽(わきめ)とは、植物の葉のつけ根に生じる新しい芽で、主に葉の基部や葉柄の内側に発生します。脇芽は、成長をコントロールするために摘むことが多く、作物の品質や収量に影響を与えます。

  • 多肉果(たにくか)とは、トマトやみかんのように果実の果皮が液質または多肉質のものを指します。湿果、液果とも呼ばれます。

  • 冬芽(ふゆめ)とは、植物が冬を越すために形成する休眠状態の芽で、外部からの環境ストレスを避けるために鱗片(りんぺん)や毛などで保護されています。代表的なものにトチノキやヤナギがあります。

  • 常緑(じょうりょく)とは、植物が1年中緑色の葉をつけている状態を指します。常緑植物は、季節に関係なく葉が落ちることが少なく、1年中緑を保つ特性があります。

  • 照葉樹(しょうようじゅ)とは、葉の幅が広く、日光を受けやすい形をしている常緑広葉樹のことです。カシ、シイ、ツバキなどが代表的で、亜熱帯から暖温帯にかけて広く分布しています。

  • 農薬取締法(のうやくとりしまりほう)とは、農薬の登録制度や使用規制を通じて、農薬の品質と安全性を確保し、農業生産の安定と国民の健康を保護するための法律です。

  • 日射量(にっしゃりょう)とは、地表に届く太陽光の強さを表す指標で、農業では作物の生育に大きな影響を与えます。日射量には直達日射量と全天日射量があり、後者が農業でよく用いられます。

  • テンションメーター(てんしょんめーたー)とは、土壌の湿度(水分)を測定する機器です。これにより、作物の適切な水管理が可能となり、効果的な灌漑(かんがい)が行えます。

  • 両性花(りょうせいか)とは、1つの花の中に雄しべと雌しべの両方を持つ花のことを指し、同意語として「完全花(かんぜんか)」とも呼ばれます。多くの作物で見られます。

  • 軟化(なんか)とは、作物の細胞が酵素の働きにより変質し、果肉がやわらかくなる現象です。主に収穫後の果実で発生し、品質の低下を引き起こします。

  • 徒長枝(とちょうし)とは、樹木で勢いよく長く伸びる枝のことで、花芽をあまり付けず、樹形を乱す原因となるため、早期の剪定が推奨されます。

  • 癒合(ゆごう)とは、植物や動物において傷ついた部分が修復され、元通りに接続される現象を指します。特に農業では、接ぎ木や切り口の修復に関連します。

  • 授粉樹(じゅふんじゅ)とは、自分の花粉では結実しない植物に花粉を提供する木のことです。主に果樹栽培で使用され、受粉を助ける役割を果たします。

  • 受粉(じゅふん)とは、花粉が雌しべの頭部に到達して植物の繁殖が行われるプロセスです。この過程は、風や昆虫など自然の力、または人工的な手法によって促されます。

  • 樹勢(じゅせい)とは、木の生育状況や勢いを指す言葉です。樹勢が良い木は、健康的で活発に成長している状態を示します。逆に、樹勢が悪い木は、成長が遅れたり病気にかかりやすい状態です。

  • 早生(そうせい、わせ)とは、種まきから収穫までの期間が短い品種のことです。収穫時期を早めることで、市場への早期出荷が可能となります。

  • りん酸(りんさん)とは、肥料三要素の一つで、植物の根や種子の発育を促進し、新しい組織を作る役割を持つ栄養素です。肥料中では「P」と表記されます。

  • 樹冠(じゅかん)とは、樹木の枝や葉が茂って冠状に広がる部分を指します。樹冠の形状は樹木の種によって異なります。

  • 増収率(ぞうしゅうりつ)とは、標準の肥料による収量に対して、他の肥料や栽培方法による収量を比較した数値です。肥効率(ひこうりつ)とも言います。

  • 落葉樹(らくようじゅ)とは、冬など生活に適さない季節になると葉を落とし、休眠する樹木のことです。ブナやカエデが代表例です。

  • 全面散布法(ぜんめんさんぷほう)とは、畝や畑の全面に肥料を均等に散布する施肥の方法です。肥料を広範囲に均等に撒くことで、土壌全体の栄養バランスを整えることができます。

  • 剪定(せんてい)とは、作物(主に果樹)において品質の良い果実を毎年安定して収穫するために、必要な枝を残し不用な枝を切り落とすことです。また、樹の形を整えるために幹や枝を切り落とすことも含まれます。

  • 果皮(かひ)とは、果実の外側を覆う皮のことです。果皮は果実を保護し、乾燥や病害虫から守る役割を果たします。

  • 花柱(かちゅう)とは、植物の雌しべの一部で、柱頭(ちゅうとう)を支え、花粉管(かふんかん)が胚珠(はいしゅ)に向かって成長する通路を提供する部分です。

  • 実生(みしょう)とは、種子から発芽して成長した植物を指します。これは、接ぎ木や挿し木などの栄養繁殖による植物とは異なる繁殖方法で、独自の遺伝的特徴を持つ個体が育ちます。

  • 品種改良(ひんしゅかいりょう)とは、栽培性や品質、耐病性を向上させるため、遺伝的特性を改良し、新たな作物品種を育成するプロセスです。これにより、作物の生産性や持続可能性が強化されます。

  • 花穂(かすい)とは、植物の花が密集して集まっている部分のことです。多くの花が穂状に集まり、一つの大きな花のように見えるのが特徴です。

  • 花芯(かしん)とは、花の中心部分に位置し、雄しべや雌しべが集まっている部分を指します。花の生殖器官が集まる重要な場所です。

  • 芽条変異(がじょうへんい)とは、植物の新芽や枝が突然変異を起こし、形や色、成長特性が変わる現象です。この現象は、植物の多様性や品種改良において重要な役割を果たします。

  • 花序(かじょ)とは、花が茎に集まって咲く配置や形のことを指します。花の並び方や配置により、植物の特徴が現れます。

  • 果梗(かこう)とは、果実と枝をつなぐ茎の部分のことを指します。果梗は果実が成熟するまで支え、養分を供給する重要な役割を果たします。

  • 鋤床層(すきどこそう)とは、水田の土壌で作土と心土の間にある、水を通しにくい固い層のことです。この層は水田に水を溜めるために重要です。

  • お礼肥(おれいごえ)とは、収穫後に作物に与える肥料のことです。これは作物に感謝の意を込めて与え、次の生育を助けるために使用されます。

  • 黒ぼく(くろぼく)とは、火山灰が積もった土壌のことで、肥沃(ひよく)で水はけが良く、野菜や果樹の栽培に適しています。

  • 園芸植物(えんげいしょくぶつ)とは、観賞や装飾を目的に育てられる植物のことです。花、観葉植物、果樹などが含まれます。

  • 腋果(えきか)とは、植物の葉の付け根(腋)から生える果実のことです。多くの果樹や花卉で見られます。

  • 硫黄(いおう)とは、植物の成長や健康維持に欠かせない微量元素の一つです。主に肥料や農薬の成分として使用され、病害虫の防除や植物の栄養補給に役立ちます。

  • EC(いーしー)とは、電気伝導度のことで、土壌や水の塩分濃度を示します。作物の健全な成長を維持するために重要な指標です。

  • アンモニア態窒素(あんもにあたいちっそ)とは、アンモニアの形で土壌に存在する窒素のことです。植物の成長に不可欠な栄養素で、肥料として使用されます。

  • アレロパシー(あれろぱしー)とは、ある植物が他の植物の成長や発芽を抑制する物質を分泌する現象です。この現象は、農業での雑草管理などに活用されています。

  • 穴肥(あなごえ)とは、作物の根の近くに穴を掘って肥料を施す方法です。効果的に養分を供給し、作物の成長を助けます。

  • 偽果(ぎか)とは、果実のように見えるが、実際には花の一部や他の部分が果実状に成長したものを指します。多くの果樹類で見られ、食用になることもあります。

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