ダイズ・大豆の関連一覧
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明渠(めいきょ)とは、農業や土地管理において、水を排水するために地表に設けられた溝や水路のことです。目に見える排水構造で、過剰な水分を効率的に排除し、作物の健全な生育を助けます。
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培土(ばいど)とは、作物の根元に土を寄せて作物の安定や成長を促す作業を指します。一方、培養土(ばいようど)は、植物を育てるために特別に調整された土壌のことで、育苗や鉢植えなどで使用されます。
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輪作(りんさく)とは、異なる作物を一定の順序で同じ畑に繰り返し栽培する手法のことです。これにより、土壌の肥沃(ひよく)度が保たれ、病害虫の発生を抑える効果があります。
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根粒菌(こんりゅうきん)とは、マメ科植物の根に共生する細菌で、窒素を固定して植物に供給します。この菌は土壌の肥沃度を向上させる役割を持っています。
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落水(らくすい)とは、水田の水を意図的に排出する操作のことを指します。
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莢(さや)とは、豆類や果実が成長する際に種子を包み込む部分のことです。主にエンドウ豆やソラマメなどの豆類で見られます。
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ベと病(べとびょう)とは、ウリ科やアブラナ科、タマネギに発生しやすい病害で、多湿環境で特に発生し、葉に褐色の斑紋を形成します。
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GMO(じーえむおー)とは、遺伝子組み換え作物のことを指します。遺伝子を改変して、作物の特性を強化したり、新たな機能を付与したりします。
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三小葉(さんしょうよう)とは、3つの小さな葉が一つの葉柄から生える形状のことを指します。主に豆類の植物で見られます。
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着莢(ちゃっきょう)とは、主にダイズやインゲンなどの豆類において、莢(さや)がつくことを指します。この過程は作物の成長において重要です。
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短命種子(たんめいしゅし)とは、発芽力を維持する期間が1~2年と比較的短い種子のことです。これらの種子は早めに播種する必要があります。
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被子植物(ひししょくぶつ)とは、花を咲かせて種子をつくる植物の一種で、種子が心皮(しんぴ)によって包まれている特徴を持つ植物です。被子植物は種子植物の大部分を占め、農業において多くの作物がこのカテゴリーに属しています。
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断根(だんこん)とは、苗の周りにナイフなどを入れて根を切断する作業のことを指します。これにより、新しい根の発生を促し、移植後の傷みを軽減します。
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とは、冬季に畑の土を耕す作業のことです。これにより土壌が凍結と解凍を繰り返し、柔らかくなり、春の作物栽培に適した状態になります。
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ローテーション(ろーてーしょん)とは、作物や農薬などを一定の順序で使用・栽培することで、病害虫の防除や土壌の健康を維持する方法です。
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単性花(たんせいか)とは、1つの花の中に雌しべか雄しべのどちらか一方だけがある花のことです。このため、単性花は自家受粉ができず、他の花からの花粉を必要とします。代表的な単性花にはキュウリやカボチャがあります。
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短日植物(たんじつしょくぶつ)とは、一定時間以上の暗期(夜間)が必要で、光周期により開花が促進される植物のことです。短日性植物とも呼ばれ、代表的なものに菊やアサガオがあります。
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深層施肥(しんそうせひ)とは、肥料を50~70cmの深さに施す方法です。この方法は根を深く導き、生育後期まで植物の健康を保つ効果がありますが、労力がかかります。
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白絹病(しらきぬびょう・しろきぬびょう)とは、植物の根や茎に灰白色の菌糸が広がる病害で、菌類の白絹病菌による感染が原因です。特にナスなどの作物に被害が出やすいです。
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初生葉(しょせいよう)とは、ダイズなどの植物で子葉の展開後、本葉が出る前に現れる最初の葉のことです。この葉は植物の初期成長に重要な役割を果たします。
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脱窒現象(だっちつげんしょう)とは、土壌中の硝酸態窒素が微生物の作用で窒素ガスに変わり、大気中に放出される現象のことです。
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田土(たつち)とは、水田の土で、沖積土(ちゅうせきど)で粘性が高く、病害虫が少ない特性があります。保水力と保肥力に優れており、基本用土としてよく使用されます。
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脱穀(だっこく)とは、収穫した穀類を茎から外す作業のことです。イネの場合は「稲扱き(いねこき)」とも呼ばれます。
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胚軸(はいじく)とは、種子内にある胚の一部で、子葉(しよう)と幼根(ようこん)をつなぐ軸の部分です。胚軸は、発芽時に伸びて植物の茎や根の成長を支える重要な役割を果たします。
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硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)とは、植物が吸収しやすい形態の窒素です。この形態の窒素は水に溶けやすく、土壌に吸着されにくいため流亡しやすい性質があります。
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硝酸化成作用(しょうさんかせいさよう)とは、アンモニアが亜硝酸に、さらに硝酸に変化する過程を指します。これは好気的な条件下で、亜硝酸菌と硝酸菌の働きによって行われます。
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条間(じょうかん)とは、タネのまき条とまき条、または苗の植え条と植え条の間の間隔のことです。適切な条間を保つことで、植物の成長と収量を最適化することができます。
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不耕起栽培(ふこうきさいばい)とは、土を耕さずに作物を栽培する方法で、省力化と土壌の健康維持を目的とします。前作物の根が残ることで土壌の排水性が向上し、団粒構造が保たれます。
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モリブデン(もりぶでん)とは、植物のチッソ代謝において重要な役割を担う微量要素で、植物の健全な生育に欠かせない成分です。
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種皮(しゅひ)とは、種子を包む外側の皮のことです。この皮は、種子を外部の環境から守り、発芽に必要な条件が整うまで種子を保護する役割を果たします。代表的な例には、マメ科植物や果実の種子があります。
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種子消毒(しゅししょうどく)とは、種子に付いた病原体などを殺菌するために農薬で処理することです。種子消毒により、発芽後の病害を予防し、健全な作物の生育を促進します。主な方法には、浸漬、塗布、粉衣があります。メリットとしては病害の予防が挙げられますが、デメリットとしては過度な薬剤使用による環境への影響があります。
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ポストハーベスト(ぽすとはーべすと)とは、収穫後の農作物に関する一連の管理や処理を指す言葉です。特に、輸送中や貯蔵中の品質維持や病害虫防除が目的で行われる処理が含まれます。
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ブロッキング(ぶろっきんぐ)とは、育苗後期に苗の株間に切れ目を入れて根を切断する作業のことです。これにより、苗の根張りを強化し、移植後の成長を促進します。
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集団選抜法(しゅうだんせんばつほう)とは、目的とする性質を持つ株を選び、その間で交雑させて得られた種子を育て、繰り返し選抜を行うことで品種改良を行う方法です。
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全面散布法(ぜんめんさんぷほう)とは、畝や畑の全面に肥料を均等に散布する施肥の方法です。肥料を広範囲に均等に撒くことで、土壌全体の栄養バランスを整えることができます。
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自脱型(じだつがた)とは、収穫した作物を機械が自動的に脱穀・選別するシステムを持つ農機具や技術のことを指します。省力化と効率化を目指した農業機械です。
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遺伝子組換え(いでんしくみかえ)とは、特定の目的のために生物の遺伝子を人工的に変更する技術のことです。例えば、病害虫に強い作物を作るために使われます。