ハウス暖房機(ハウス加温機)とは
ハウス暖房機(ハウス加温機)は温室の面積や作物の必要カロリー数、燃料などを考慮して選択します。冬場の圃場管理には欠かせない機器ですので、導入後のメンテナンスが永く利用できるポイントです。
暖房機と併せて、省エネ化を図るためにハウスの複層化や、生育均一化の為のハウスダクト(温風ダクト)や循環扇の併用、後付けタイプの排熱利用した省エネ製品との組み合わせで、総合的な効率化を考慮する事が望ましいです。
熱源には重油や灯油を用いる製品が多く、木材や木質ペレットを用いるタイプ、ガスやエアコンを利用した温風装置もここに含まれます。
近年では利用は少ないと思われますが、80年代にはコークスを熱源とした農業用暖房機も存在していました。近年では植物由来のバイオコークスの研究が進められており、様々な情勢によりバイオコークス暖房機の普及が加速する可能性もあります。(外部リンク:近畿大学バイオコークス研究所)
製造元・発売元及び製品名
製造・発売元 | 製品名 | 特徴 |
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長時間燃焼強力薪ストーブ 長い薪が8時間以上連続燃焼 | ||
約200kgの薪を一気に投入が可能 10-12時間の連続燃焼も可能。 | ||
過熱水蒸気式ハウス暖房機 100℃以上で気化した沸騰水(飽和蒸気)を更に過熱して、170℃以上の気体にした乾いた蒸気 電気と水だけを利用 | ||
もみ殻の燃焼熱を利用して農業ハウスや工場等の暖房を行うと同時に炭を製造する炭化暖房装置 炭を土壌改良に利用 | ||
一台二役 暖房と炭酸ガス供給 炭酸ガス供給管は手動で供給量調節が簡単 炭酸ガス供給管は炭酸ガスコントローラーによって自動化も容易 | ||
新型バーナ(分割炎燃焼方式)の採用により高効率燃焼を実現 低燃費でカーボン付着も低減 | ||
コンビネーションコントロールの採用による缶体の保護 安全機能充実 | ||
株式会社タケザワ | 多段サーモにより、6%以上の省エネ効果 安全機能充実 フリー吹き出し口4方向の吹き出し可能 | |
フルタハウスヒーター FESシリーズ |
燃焼効率・耐久性が更に向上 クロス吹出し口 | |
安定した燃焼 缶体10年保証 メンテナンス性を重視 | ||
ハウス内を4段変温管理しながらハウス内のモヤ・霧・温度ムラを予防・解消 同社のハウスカオンキ25・27型専用 | ||
三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 園芸暖房機 MHSシリーズ | 独自のリバース燃焼方式の燃焼炉採用 メンテナンス性に優れたヒンジ形バーナー 四段サーモが標準装備 |